金への投資方法
「金」への投資方法は、大きく分けて現物取引・先物取引の2つがあります。
現物取引・先物取引のそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
現物取引と先物取引
現物取引
現物取引は、その名の通り「金」の現物を売買する方法です。
金地金、地金型金貨、純金積立と大きく3つの方法があり、いずれも金の実物を売買するので、取引の結果として純金を手にすることが出来ます。
リスクが少なく、投機よりも安定資産の保持目的で行われることが多いのが特徴です。
先物取引
先物取引は「金」実物のやりとりはなく、電子的にその数字(価格)だけで行う取引(正確には買う権利・売る権利の売買)ですから、いくら売買しても金の実物を手にすることは出来ません。
そのため、売買価格の差額によって利益を得る「投機」の意味合いが強く、また投資額以上の金額で売買出来る証拠金取引が可能なため、現物取引よりもハイリスク・ハイリターンという特徴があります。
現物取引が安全
先物取引は「証拠金取引」により投資額の10倍~30倍の金を売買することが出来るため、上手くいけば短期間で資産を何十倍にする事も可能です。
しかしその分ハイリスクで、自分が想定した動きと逆に価格が変動した場合、数%動いただけで証拠金の追加支払いが発生しますし、何より金の実物が手元に残りません(得た利益で実物を購入すれば別ですが)。
現物取引は『金』の現物を売買しますので、金の価格が下がっても追加金は発生せず、将来の値上がりを期待して永久に手元に持ち続ける事が出来ます。
一方で先物取引のように証拠金取引が出来ませんので、先物取引ほどの利益は出せないでしょう。
もしあなたの目的が「安定した資産形成」ではなく「短期間での投機」であれば先物取引がよいかもしれませんが、そうでないならば安定した価値を持つ純金を手元に残すために実物取引をおすすめします。