純金積立のデメリット
純金積立は投資の初心者でも始めやすく、また損失を出しにくい投資方法ではありますが、メリットばかりではありません。
ここでは純金積立のデメリットを紹介します。
一般的にローリスク・ローリターン
純金積立はリスクを抑える事で安定的な資産運用を目指す投資方法ですから、高い利益を得づらいというデメリットもあります。
確かに金の価格は数年前に比べて倍近くまで上昇していますが、あくまで長期間で少しずつ値を上げた結果であり、株やFXなどの投資のように短期間で大きな値動きとなる事はほとんどありません。
そのため、「短期間で資産を増やしたい」という方には不向きな投資方法といえます。
あくまで「安定的に資産運用を行いたい」「将来のために『金』という資産を手に入れたい」という方向けの投資方法と言えるでしょう。
取扱会社・金額によっては手数料が割高
取扱会社や金額によっても変わってきますが、純金積立は他の投資に比べて手数料が割高と言われています。
多くの会社は「年会費840円+購入額1,000円につき25円」という手数料体系を取っていますので、月3,000円の積み立てで年間1,740円、月10,000円の積み立てで年間3,840円の手数料がかかります。
月3,000円の場合は年間36,000円に対して手数料1,740円がかかるのですから、実に5%の手数料を払っていることになります。(月10,000円の場合は3%)
ただし、岡藤商事や三貴商事のように購入手数料無料で年会費のみ(2,000円・1,500円)の料金体系を取っている場合は、積立額が上がっても費用が変わりませんので、むしろ他の投資方法よりも手数料が割安になります。
手数料面でのデメリットを少なくするためにも、純金積立を始める際は取扱会社をしっかりと選ぶようにしましょう。